突然ですが、みなさんの夢は何ですか。
そして、その夢を今も追い続けていますか。


どこかで聞いたことがあるような文章でスタートした本の紹介Vol 5ですが今回は夢をかなえてくれる神様の話です。

夢をかなえる神様の話といっても、昔話に出てくるような正直者やかわいそうな主人公に金貨や小判を与えて、一夜のうちに幸せに導くような類の話ではありません。

非常に現実的で、夢をかなえるためには何をしなければいけないかを考えさせられる内容です。


本のタイトルは「夢をかなえるゾウ」

販売部数は130万部を突破して、TVドラマ化も決定している本ですからご存知の方も多いでしょう。

ナポレオンヒルの「成功哲学」やディールカーネギーの「人を動かす」などに代表される自己啓発本に似ている内容ですが、決定的に違うのは最後まで面白く読めるということです。堅く重い言葉で書かれていることが多い自己啓発本ですが、本書は涙が出るくらい笑いながら読み進め、尚且つしっかり自己啓発させられます。


あらすじ抜粋


ある日主人公のもとにの象の化け物があらわれる。

主人公「お前、だれ?」
ガネーシャ「だれやあれへんがな。ガネーシャやがな」

なぜかバリバリの関西弁。

インドのガネーシャという夢をかなえる神様の登場である。
現状を変えていきたいと願う主人公とガネーシャはある約束をする。
それは、ガネーシャが与える1日1つの課題をこなしていけば人生が変わる。
ただし、できなかったら一生ダメ人間で終わるというもの。

最初の課題は靴磨き。

人生がすぐにでも変わり、成功者に導かれるような課題を期待していた主人公は、単純な課題に不満をもつ。

それぞれの課題の必要性を成功者の例をあげながら説くガネーシャ。
しかし、あまりにも世俗的でわがままな神様なので説得力にかけることもしばしば。
不満を言いケンカしながらも一歩一歩成長していく主人公。

時には、ほかの神様も出てきて一緒に遊園地に遊びに行ったりもするが、その中にも大事な教えをしているガネーシャ。

しばらくして、ガネーシャは主人公のもとを去らなければいけないことを告げる。

課題の重要性を理解しかけてきた主人公は、成功者になるまでいてほしいと願うが、ガネーシャは最後の課題を残して去ってしまう。


私は19歳の時、学校の図書館でナポレオンヒルの「思考現実化13のステップ」という本を見つけて読み、感銘を受けました。その後、何冊かの自己啓発本を読みましたが、堅い内容が堅い文章で書かれているため、とっつきにくいものが多かったように思います。

その点本書は、ガネーシャという神様のキャラクターを上手に使い、自己啓発というまじめな内容を子供でも読めるほど(実際、私の子供も大笑いしながら読んでいました)面白おかしく書いているため、新鮮な気持ちで読み進めました。

19歳当時の思いの記憶も少しだけよみがえりました。


さて、ガネーシャがいなくなったあとの主人公は課題をこなすことができたのでしょうか。
そして、彼の夢をかなえることができたのでしょうか。

その答えは、最後のページのガネーシャの何気ない言葉に出てきます。
この本の中で唯一ジーンとくる場面です。

笑わせて自己啓発させてジーンとくる、何といい本でしょう。


是非ご一読を






タイトル  夢をかなえるゾウ
著  者  水野 敬也
出 版 社  飛鳥新社
価  格  1600円(税別)







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